JEANIST

           
俺。
ジーンズ好きである。
が。
何十万円もする高いジーンズを持っている訳ではない。
アクマで「好き」なだけである。

何となく思い出してみた。

高校の頃。
ジーンズの良さがさっぱり分からんかった。
うん。
だって毎日制服着てるからね。

ところがどっこい。
大学に進学すると同時に普段着を毎日着ることになる。

「毎日着ても問題ない普段着」っていうことで。
ジーンズを着用し始めた。
扱い悪くても問題なし。
少々汚れても問題なし。
ダイエーで\3,000くらいのジーンズ。
これを2本半くらいでほぼ大学1〜3回生を過ごした。
無論,ジーンズ以外のものはほぼ履かない。

で。
サークルの引退と同時に時間的余裕ができる。
時を同じくしてバイトが忙しくなったので,ちょっとバイトに専念した。
結果。
妙に裕福になる。

当時の俺としては少し高価なジーンズに手を出してみた。
これがきっかけである。
完全にジーンズにはまった。

下表参照である。
ちょっと買いすぎであるが。
まぁしゃーない。
これはJEANISTを探求しつづけた結果である。


★阪神最強★


[1] 502XX-01 1960's ZIP FLY MODEL
   LEVI'S \12,000
[2] 501-0127
   LEVI'S \11,000

  両方ともちょっとスソが短かった。
  その格好悪さに気付くと同時に履かなくなった。
  俺のジーンズを探求するひとつの過程である。

  初めてのお高いジーンズということもあり残しておきたかったが。
  使用可能であるにも関わらずタンスの肥やしにするのは不本意であったので。
  あげた。

  確か最初は二本ともヤッチに譲る予定であったが。
  「やっぱり僕,足短いみたいです。」
  ってな可愛らしいメールを俺に打ち,二人に譲渡したらしい。
  その後の詳細はさっぱり不明。。。。

  NO PHOTO。。。

[3] 702XX-00 1930's BUTTON FLY MODEL
   LEVI'S \16,000

  1930年代のレプリカであるにも関わらず。
  1947年モデルで新登場した「ダイアモンドポイント」が入っている。
  ものすご矛盾しているこの一品。

  M1のころ大活躍。
  右足ふくらはぎ付近に,マウンテンバイク乗り特有の損傷がある。
  2コ下の代の大自然企画の時についた泥の汚れが落ちきらず,まだ残っている。
  週に二度のミーティングの時も彼が活躍していたと思う。

  当時,学生の俺がかなり奮発して買ったジーンズ。
  「生まれたままのジーンズ」を合言葉に,Non Washのものを購入してきたた。
  ・糸の色が全てバナナイエローである。
  ・意味もなくバックストラップが付いている。
  など,当時の俺には斬新で,ものすご気に入って着用していた。

  現在,左ひざ不全(要は左ひざに穴)により年に何度かしか目覚めない。
  基本的には夏季限定。
  「ジーンズ界の冷やし中華」の異名を持つ。

  通年使用を視野に入れ,左ひざ修復検討中である。(2006.04現在)

  結局修理した。(2006.05)

  <修理暦>

  [1] 2006.05.15〜06.05 左ひざ修復
  [2] 2006.09.03〜09.24 左ひざ修復


  
★阪神最強★
[3] 702XX-00 1930's BUTTON FLY MODEL
LEVI'S \16,000


  
★阪神最強★
After Repair



[4] RL510-0510
   LEVI'S \11,000

  かる〜く加工したジーンズ。
  びっくりするくらい裾を引きずって歩いてやろうと考え。
  Length34のものをそのまま着用していた。
  裾を地面にこすって歩いていたら,おもっきり裾は破れた。
  が。
  「これは俺が目指すジーンズではない」
  「やっぱり裾は自然に破れているくらいがBESTである」と悟る。
  実にええ勉強をさせてもらった。

  Lengthが34インチあったので,ジーンズ屋で破れた部分のみを切り落とすことに成功。
  現在は,裾が破れていない普通の加工ジーンズとして使用可能である。
  しかしながら,裾修理の傷跡深く。。。微妙に裾が短い。

  ばーさんと二人で梅田をデートしたときに買ってもらった思い出のジーンズ。
  それゆえ,[1][2]のように少々裾が短かろうが手放す気は毛頭ない。
  さらには,
  ・裾が微妙に短いということ以外の汚点はない
  ・「見るからに作られたもの」としてのファッション性は高い
  などに加えて,いろいろと汎用性も高く,長期間に渡って着用できそうである。


  
★阪神最強★
[4] RL510-0510
LEVI'S \11,000



[5] S501XX WWU MODEL
   LEVI'S \19,000

  第二次世界大戦モデル。
  戦争中の物資節制の下,簡素化を余儀なくされたジーンズのレプリカ。
  型式の頭についている"S"はSIMPLEの頭文字である。
  リベット数も少なく,バックポケットのステッチも糸ではなくペンキ。
  歴史的背景を持つ味わい深い一品であるが,考えようによれば粗悪品。

  俺。
  Non WashでLength36のものを裾を切らずに購入してきた。
  昔のデニムは洗濯すると大きく縮む。
  その点もしっかりと復刻している。
  このジーンズを一度洗濯するとLengthが3インチ近く縮んだ。
  二回目洗濯すると微妙に縮んだ。
  三回目以降はあまり縮まなかった。
  そう。
  つまり,Length36で購入してきたまま,裾を全く切ることなく本日を迎えている。
  
  また,このジーンズは濃硫酸を浴びている。
  爆発を起こしたときに履いていたジーンズ。
  左太もも付近に被災の跡が残っている。

  2004 SUMMER。
  LEVI'Sにちょっと飽きがきていた俺。
  たすくちゃんにとっては色も形も理想通り。
  そんな二人の需要と供給が完全に一致したため,現在たすくちゃんのもとで大活躍中。
  実に19,000円(税込み19,950円)のものが5,000円で買われていった。


  
★阪神最強★
[5] S501XX WWU MODEL
LEVI'S \19,000



[6] RL510-0500
   LEVI'S \10,000

  [4] RL510-0510に引き続き,当時LEVI'Sの主力製品Red Loopシリーズ。
  One Washを購入した。

  そもそも,このジーンズの購入理由は当時の俺のジーンズ台所事情にある。
  その当時,[3][4][5]があったが。

  [3] ・・・左ひざ不全のため,着用すると佳宏先生からMP-1 ALLがくる。
  [4] ・・・裾短いand加工ジーンズなので毎日は履くのはイヤ。
  [5] ・・・高級なので毎日履くのはイヤ and 社会人になってからゆっくり履こうと思った。

  これが理由で,毎日履けるReasonableなジーンズが欲しくなったので。
  就職先決定祝いと理由をつけて,自分で自分に買った。
  
  [8] 309XX を購入するまでの1.5年ほど最前線で活躍。
  ダメージおよび色落ちの具合が素晴らしい。
  実際,今のところ一番気に入っているジーンズである。

  軽傷ながら左ひざ不全であるため「冷やし中華」の仲間入りを果たすが。
  「冷やし中華」にするにはもったいないという俺の意向を反映し。
  2006年4月中旬現在。
  
ムウの館にて左ひざ修復中である。
  ムウ多忙であるため,4月1日に修復依頼するも復活はGW目前になる予定。

  元気な姿で復帰してくれることを心より願っている。


  
★阪神最強★
[6] RL510-0500
LEVI'S \10,000


  
★阪神最強★
After Reform 2006.07.09


  こんな考え」を実現しハーフカットした。
  
  「想い入れのあるジーンズをハーフカットする」ということに。
  期待と不安が半分ずつだったが。
  
  1.眠っていたジーンズが復活し,形は違えど使用可能となった
  2.「ハーフカットすると格好悪くなるかも・・・」とも考えたが,意外と格好ええ
    (若干スソが不自然だが,そのうち自然な感じになってくるはず)
  3.言うまでもなく俺にフィットしており,履き心地がよい
  4.ものすご涼しい
  
  などと非常に満足のいく結果になった。
  
  また,
  ・ポケットの破れなどもしっかりと補修してもらった。
  ・何よりも丈が短いので左ひざが破れる心配もない。
  ので,そうそう修理も必要ないと思われる。
  
  このように。
  長く愛用できるジーンズを。
  想い入れのあるジーンズから生まれ変わらせることに成功した。
  
  非常に満足のいく改修であった。
  
  RL510-0500!
  これから夏場はキミの独壇場や!

  <修理暦>

  [1] 2006.04.01〜04.26 左ひざ修復
  [2] 2006.07.09〜07.30 左ひざ改良(目立つように修復 → 目立たないように修復)
  [3] 2006.09.03〜09.24 左ひざ修復
  [4] 2008.06.06〜06.21 ハーフカット
  [5] 2008.12.30〜01.10 ポケット修復 / 左ひざ修復 / ボタン位置修正
  [6] 2009.10.26〜11.05 右ひざ修復 / バック補強


  
★阪神最強★
After Half Cut
2008.06.21





[7] RABOX L.34
   DIESEL \26,000

  
記念すべき第一回の日記「2004年05月26日」にもある。
  初任給で購入したMade in Italyのジーンズ。
  バックポケットに付いている赤い「D」のロゴが気に入ったのがきっかけである。
  いくら調べても日本では加工したものしか無かったので極力シンプルなものを選んで購入。
  当然(?)LEVI'SやEDWINなどに比べて,その加工はキメ細かく丁寧である。

  高価 and 加工してあることもあり,「よそ行き」的な扱いをしている。
  CUCの飲み会などでは間違っても着用しない。
  とはいえ,一度間違って着用してしまったことがある。
  案の定,汚れた。
  左太もも周辺にウコンの黄色汚れが付着してしまっている。

  極力汗を付着させないことを考慮し,活躍時期は秋から春。
  「冷やし中華」に対するならば「ジーンズ界の鍋料理」みたいなものである。
  さらには休日限定の出動で,今までになく大切にしている。
  これも[4] RL510-0510同様,一生物にしようと考えている。


  
★阪神最強★
[7] RABOX L.34
DIESEL \26,000



[8] 309XX
   DUBBLE WORKS \15,000

  
2004年12月29日の日記にもある。
  2006年4月中旬現在,購入して16ヶ月足らずのジーンズ。
  梅田の曽根崎警察の近く(?)のジーンズ屋「DUBBLE WORKS」でご対面した。
  日記には「衝動買い」と書いてあるが,実は少しだけ調べてから店に行った。
  店員に「One Washでレギュラーストレート,\15,000程度のジーンズありますか?」
  と聞き,下記条件について確認したところ,

  ・One Wash & レギュラーストレートであること。
  ・値段が15,000円程度であること。
  ・バックポケットにステッチが無く,レッドタブが付いていること。
  ・Button Flyであること。
  ・Length 33程度(裾を切らずに俺にぴったり)であること。
  ・できれば。。。Vintage仕様であること。
  ・etc.....

  とまぁ,これら条件がびっくりするくらいピッタリだったので。
  最前線で活躍していた [6] RL510-0500 の衰退も考慮に入れ。
  ちょっと冷やかしのつもりで店に立ち寄ったが,見事に「衝動買い」してしまった。

  実にこのジーンズ,色はgood。
  少なくともLEVI'Sに比べて俺好みの色落ち&汚れ方である。
  この調子だと半年後には現在1お気に入りの[6] RL510-0500を抜く勢いである。
  が。
  このジーンズ,縫い糸がものすご弱い。
  一番ひどいのはフロント(サイド?)ポケットの縫い糸である。
  記憶が正しければ,片方は3日くらいで切れ,もう片方は3ヶ月くらいで切れた。
  さらに,股下や裾,ボタンを交わす箇所の縫い糸など,LEVI'Sではありえないほど弱い。

  彼もムウの館にて左ひざ修復暦がある。
  [6] RL510-0500同様,2006年4月1日に修復依頼,4月6日に修復完。
  傷がものすご小さかったため短期間で済んだ。
  ムウの手により修復費\840で綺麗に直った & 上手に補強されている。

  左右のポケットに大小穴が確認されるが。。。。。
  今後もしばらくは最前線で活躍してもらう考えである。

  <修理暦>

  [1] 2006.04.01〜04.06 左ひざ修復
  [2] 2006.04.21〜05.09 左ひざ修復
  [3] 2006.07.09〜08.16 左ひざ修復
  [4] 2006.09.24〜10.09 左ひざ修復


  
★阪神最強★
[8] 309XX
DUBBLE WORKS \15,000


  
★阪神最強★
After Reform 2006.08.16



[9] DENIME XX type - NAGOYA EDITION
   DENIME \30,000

  
2006年08月18日の日記に書いた。
  DENIME栄店のみで販売している。
  初期加工無しのブルージーンズ。
  Non Washでレギュラーストレート。
  ボタンフライ,隠しリベット有。
  1950年代前半の風合を忠実に再現している。
  革パッチには「NAGOYA EDITION」限定の「シャチホコ」が描かれている。
  
  \30,000と非常に高価であり。
  買うや買わんやぎゃあぎゃあ騒いでいたものの。
  9月9日。
  ひろよんの結婚式2次会へ行く途中,栄に寄り購入した。
  
  その購入の決め手はいろいろある。

  まずは[3][6][8]の衰退。
  これらのジーンズ。
  修理に出せど修理に出せど,新たな穴が開く。
  やはり生地自体が弱ってくるらしい。
  初期加工有のジーンズを普段履きにする気がない以上。
  新たな初期加工無しジーンズが欲しくなるのも無理はない。。
  
  この日以来いろいろ考えていた。
  とりあえずユニクロでジーンズ試着してみたが,生地のしょぼさに愕然。
  「なめとんのか」と思えるほど脆そうだった。
  全く買う気にならず。
  Levi's501は裾が32インチまでしかない。
  33インチでピッタリの俺の脚の長さに足りず。
  LEEについては店の在り処が良く分からん。
  ネットでLEEについて調べてみたら。。。
  ちょっと良さげなジーンズは\20,000くらいする。
  \20,000出してLEEならば,もう少しだけ多く出してDENIMEの方がいい。
  
  色落ちの良し悪しが少し分かるようになってきた。
  街行く人のジーンズの色の落ち方を見て。
  「安物」「Levi'sやLEEレベルの物」「それ以上に凝っている物」の違い。
  それが何となく分かるようになってきた。
  DENIMEは当然「それ以上に凝っている」に属する。
 
  俺の最近の好みの変化にもよる。
  バックポケットに刺繍が無いものに好意を抱くようになった。
  [7][8]が分かりやすい。
  
  メーカーについて。
  例えばDUBBLE WORKS。
  色落ち,価格はいいが。。。
  革パッチのデザインがあまり好きでないし,糸の弱さが目立つ。
  それに対してDENIME。
  こんなこともあり気分もよく。
  さらに,DENIMEは前面に押し出している製品が良い。
  俺の好きなNon Wash or One WashのVINTAGE仕様が主であり。
  JEANISTとしては一度履いてみたかったメーカーである。
  そう,メーカーはDENIMEで揺るがない。
  
  試着したときのピッタリ感。
  それはもう。。。[8]の時のようにピッタリくる。
  DENIMEの店のものの中でも,この形の物がピカイチである。
  で,「NAGOYA EDITIONでない」ほぼ同じ形のものが\25,200で売られているが。
  そんなもん限定物に弱い日本人の代表格・俺。
  ちょっとだけ奮発して「NAGOYA EDITION」がいいに決まっている。
 
  などと,購入意欲は日々高まる一方である。
  その反面,今ジーンズに\30,000も出している余裕はない。
  しかしながら,今買わないと「NAGOYA EDITION」は売り切れる。
  どうしよう。。。と考えに考えた末。
  少し苦しい言い訳であるが,結婚してから履こうと思った。
 
  今買って今から履くと,今の俺が贅沢をすることになる。
  少なくとも今は贅沢をする時期ではない。
  今は持っているジーンズで耐え忍ぶ。
  その代わり,半年後のために買っておいてやろう。
  多分,半年ではジーンズの好みが変わることなんざありえん。
  
  さらに,つい最近事業所を変わったことと,結婚して社宅に住むこと。
  これらが導く結果,「平日は全くジーンズを履かない」。
  そう。
  休日にしか履かない分,かなり長い間に渡り履ける。
  逆に言えば,1本のジーンズを長く履き続けなければならない。
  そう考えると,しょぼいジーンズを長く履き続ける気にはならない。
  
  そして。
  
  「My Life ,Second Stage」を歩き出すときに。
  これからの俺の熱い時代を彩るのに。
  ふさわしいジーンズであると考えた。
  
  2006年9月現在,お金だけ払い,[Lot No.116]の印を打ってもらい。
  Non-WashのままDENIMEに預かってもらっている。
  2007年2月上旬,店の方で上手くOne-Washを施してもらい。
  俺の新たな門出と共に,世に出すつもりである。
  
  My Second Life will start with you !


  
★阪神最強★
[9] DENIME XX type - NAGOYA EDITION
DENIME \30,000


  2007/01/12

  2月上旬から緑区在住になること。
  これからの土日の忙しさを考慮し。
  早々にDonime栄店より引き上げてきた。

  2007/02/17までは。
  部屋の中で履くことはあっても,外では履かない。

  店では感じなかったが,履いてみた第一感として。
  若干スソが短いか。
  考えるに。
  最近主に履いていた[7][8]のLength="34"。
  対して,本デニムはLength="36"が縮んで"33"くらいとなっている。
  感じる原因はこれか。
  まぁ。
  [6]もLength="33"であり,これは結構ピッタリである。
  さらに言うなら,今は買いたてで,若干きついウエストが馴染むに連れて伸びれば。
  軽い「腰履き」になるため,いい感じになってくるはず。
  ひざ部も伸びるしね。
  ま。
  そんなにスソを擦りまくるのもどうかと感じる年齢でもあるしね。

  どちらにしても。
  New Lifeの走り出しはキミとともに♪

  どうぞヨロシクな〜!

  <修理暦>

  [1] 2008.05.03〜06.06 ボタン位置修正 & ボタン穴修復
  [2] 2008.12.30〜01.10 ボタン位置修正(上から2番目)
  [3] 2009.10.26〜11.05 右ひざ修復(補強)/ 左ひざ補強 / バック補強 / ポケット修復


  
★阪神最強★
[9] DENIME XX type - NAGOYA EDITION
2007/01/14




JEANIST

  俺。
  基本的に衣類の扱いはあまりよくない。
  幼少の頃から服を汚して叱られていたような記憶が多々ある。
  
  「汚しても良い衣類」というだけでなく。
  「汚れてなお格好良く,ファッション性も兼ね揃えている衣類」であるジーンズ。
  俺にものすごくピッタリである。
  そもそも,ジーンズを除いてそんな便利な衣類は存在しないように思う。
  
  で,その汚れ方(損傷)について。
  
  各ジーンズについての説明文にも多々登場した「左ひざ不全」。
  要は左ひざ小僧付近が破れることを指すものである。
  では「右ひざ不全」はないのか?
  んなものはない。
  俺の辞書に「右ひざ不全」という文字はない。
  俺が着用するジーンズは全て左ひざが破れる。
  
  なぜか?
  
  あるとき気付いた。
  俺,椅子に座ると,よく足を組む。
  足を組むときには高い確率で右足が上になる。
  そう。
  足を組んだときの左ひざ小僧に注目すると。
  一番圧力のかかる部分とジーンズが破れる起点になる部分がおもしろいように一致する。
  これこそ「右ひざ不全」が俺の辞書に存在しない原因である。
  
  何が言いたいかと言うと。
  全く同じジーンズでも,人によって色落ちや汚れ方など損傷はまるで違うのである。
  そしてその色落ちや汚れが人それぞれであるところ。
  これがそのジーンズの格好良さであり,美しさであると考える。
  
  そこで考えるべきは初期加工ジーンズやダメージジーンズ。
  これらの「作られた美しさ」は隠し切れない。
  LEVI'SやEDWINなどの製品では勿論,ちょっと高価なダメージジーンズでも。
  その汚れが初期加工か否かくらいは誰でも一目すれば分かるだろう。
  さらに言うなら,例えば,ひざ小僧の裏側にできるシワやふくらはぎの内側部など。
  初期加工・ダメージジーンズは,その損傷度合いが多く不釣合いである。
  
  じゃあ何故に俺が加工ジーンズを所持して,履いているのか。
  答えはひとつ。
  加工ジーンズが「作られた美しさ」であるなら。
  その「作られた美しさ」を楽しむのも,時には一興。
  実際の自然風景を見て「美しいな」と思うことに対して。
  加工ジーンズは展覧会の自然風景の絵を見て「美しいな」と思うようなもの。
  そう。
  俺としては加工ジーンズは休日限定のおしゃれである。
  「作られたもの」であることを楽しむためのアイテムである。
  
  上記[3][6][8]のような,初期加工無しのインディゴブルーのジーンズ。
  黒なのか青なのか分からないほど深いインディゴブルーのジーンズ。
  そんなジーンズを「俺なりに,俺のスピードで」履き古してゆく。
  「自然の美しさ」を「俺なりに,俺のスピードで」作ってゆく。
  
  何十万もするジーンズを持っているだけではダメ。
  
彼らはJEANISTでも何でもない。
  1〜2万円程度のジーンズでいい。
  それを時間をかけて履き古してゆく。

  「自分だけの」「自然に作られた美しさ」を持つジーンズ。
  そのジーンズをこよなく愛せる人。

  そんな人こそが 「JEANIST」 であると俺は考える。

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